インフレの場合の投資比較

日本は長らくデフレだったため、物価は待てば待つほど下がり、何もしないことが良かった時代もあります。しかし、インフレに場合は、物価が上昇するため、待てば待つほど物の値段が上がります。

インフレの場合は、お金の価値が下がってしまうことなので、現金で保有しているよりも、何かに投資して保有しておいた方がいいです。具体的に投資といっても色々ありますが、物価の上昇とともに、値段が上がる可能性のものや、金利が上がるため利息収入が見込めるものに投資をします。具体的には、不動産や株式、変動金利の債券、短期の定期預金などがあげられます。リスク分散の面からいえば、さまざまな種類のものに投資した方が良いですが、資金にも限りがあるので、それぞれ比較しながら自分に合ったものに投資をします。

不動産は、購入するのに、ある程度まとまった資金が必要になりますが、物価の上昇局面では、不動産価格が上昇する傾向にあり、インフレに強いものになります。株式も、物価が上昇し、お金の回りが良くなり景気が良くなると、株価は上がる傾向にあります。また、銘柄によっては、それほど資金がなくても購入することができ、不動産よりも売買が簡単に行えます。変動金利の債券は、物価が上昇すると金利も上がるため、その分利息収入も増えます。また、発行体が手堅いところほどリスクも低くなります。短期の定期は、金利が上がっても満期が早ければ、より良い金利の定期にかえられることができ、リスクも低く手堅いものになります。